数多くの疾患、予防医学において学術論文が発表されています。
2007年5月に、日本医科大学大学院の太田成男教授らの研究グループが、動物実験で動脈硬化などの原因となる活性酸素を、水素が取り除き、脳梗塞による脳の損傷を半分以下に減らす効果があることを突き止めたことが報道されました。
当時の大手新聞社の記事には、「体に悪い活性酸素だけを選択的に除去する性質も判明し、脳梗塞などの治療薬開発が期待される。研究成果は8日付の科学誌ネイチャー・メディスン(電子版)に掲載される。」とあります。
これは、水素分子(H2)が抗酸化剤として疾患の予防と治療に応用できることを科学的に証明した最初の論文でした。
その後も水素関連の論文は次々と発表されます。京都府立医大他が発表した2008年の論文では、臨床試験で水素分子の効果が初めて報告されました。その論文は、水素水を2型糖尿病患者に与え、その効果を調べたもので、脂質と糖代謝が改善され、耐糖能障害が抑制されることが示されています。
今では、水素に関して世界の科学者の学術文献を見つけることができます。臨床研究の最近の文献では、「水素水を経管栄養法で与えると寝たきりの床ずれに有効である可能性が示唆された」というものがあります。動物実験他を合わせるとあらゆるといってよいほどの医療・健康分野で、水素水の効能、その可能性を示唆する論文が発表されています。
<水素の効果が期待できる分野>
糖尿病、血栓、動脈硬化、脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞、高脂血症、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、関節リウマチなどのアレルギー性疾患・免疫疾患、メタボリック症候群、認知症、アルツハイマー病、痴呆症、パーキンソン病をはじめとする神経疾患、筋ジストロフィーをはじめとする筋疾患、肝臓疾患、腸疾患、膵臓疾患、呼吸器疾患、新生児・小児疾患、眼疾患、歯周病、白内障、ストレス性胃潰瘍、紫外線に対する皮膚細胞の保護、放射能による健康被害の軽減など